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Pythonで実現!LINEの通訳BOTの作り方

PythonでLINEの通訳BOTを作成する方法についてです。LINEの通訳BOTは既に存在していますが、自作することで色々な応用BOTが作れるようになります。あらゆる言語の通訳BOTもできるようになるでしょう。ぜひ自作にチャレンジすることをお勧めします

作成する通訳BOTについて

今回は、日本語と英語の文を見極めて、日本語のメッセージなら英語に、英語のメッセージなら日本語に翻訳する通訳BOTを作成します。

 

 

 

 

 

 

 

 

サーバーやAPIを使用するための事前登録

PythonでLINEのBOTを作成するには、以下のように事前登録が必要になります

①LINE Developerの登録

チャンネルアクセストークンとシークレットキーを入手し、Pythonプログラムからメッセージを送るためのAPIを使用できるようにします。

②Herokuの登録

サーバーはHerokuを使用します。Herokuサーバー上でFlaskのWebアプリケーション(Pythonプログラム)を動作させ、LINEからのメッセージが来た時に翻訳して返答します。

これらの登録方法の詳細については、以下の記事を参照して行ってください。

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③Google Cloud Platformの登録

言語の翻訳には、Google Cloud Platformの Translate APIを使用します。以下のページで、Google text to speechのAPIの使い方を説明していますので、同様に、Translateも登録してみてください。従量課金制ですが、500,000文字までは、無料となってますので、しばらくは充分だと思います。

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プログラムの内容(main.py)

Pythonのプログラムのソースコードの内容です。

 

設定ファイルの作り方

以下、3つの設定ファイルの作成が必要になります。これらは、main.pyと同じフォルダに置く必要があります。

  • runtime.txt →Pythonのバージョンを記載を記載する

  • requirements.txt →インストールするライブラリの記載する

  • Procfile →プログラムの実行方法を定義する。(.txtなし)

  • xxxxxxxx.json →Google Cloud PlatformのTranslate APIを使用するためのjsonファイルを同一フォルダにおきます。 

デプロイする

以下のコマンドをターミナルから順に実行します。

環境変数を設定します。LINEのMessaging APIのチャンネルアクセストークンとチャンネルシークレットキーを入れます。また、Google Cloud PlartformのTranlate APIを使用するための秘密キーも入力します。

以上でデプロイが完了します。

動作しないときの対処法

設定が完了したのに正しく動作しないようなときは、ターミナルから以下のコマンドを実行しエラーが出ていないか確認してください。エラーが出た場合は、そのエラーの指示に従って、プログラムを修正してください。

まとめ

LINEで通訳BOTが動作できましたでしょうか。この記事では、日本語⇆英語の通訳を実現して見せました。プログラムでは、event.message.textで受け取ったメッセージに対して処理をしていることが理解できたと思います。受け取ったメッセージに対して、異なる処理を行うプログラムを作成すれば、様々なBOTが作れます。ぜひ、自分なりのBOT作りに挑戦してみてください。

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